切迫!首都東京大地震「その日」のシナリオ予想 中越人として備えよう
東日本大震災以来、若干落ち着いた感のあった東日本の地震活動ですが、ここにきて特に関東周辺の地震活動が活発化しています。今日も山梨や茨城で比較的大きな地震が発生。思えば東日本大震災の数週間前には東北でやや規模の大きな地震が頻発し、ニュースでもとりあげられていたことを思い出します。
みなさまご存知のように、地震の科学的予知は極めて難しく、このブログで近日中に地震が起きることを「予言」しているわけではありません-「○月×日に地震が起きる」といった話は当然、100%デマですのでうのみは禁物-が、切迫性はますます高まっています。
8年前にふるさとを新潟県中越地震(中越大震災)に襲われた一人として、「その日」には中越人、長岡人として恥ずかしくない、冷静な行動をとりたいものです。
あくまでも個人的な見解ですが、来たるべき"Xデー"…「その日」東京は、3.11の東京-あの日も、東京は大混乱でした-とどう違った状況になるのか、想定されるシナリオや対策などを、中越地震の記憶をたよりに、もう一度-偏見を交えつつ-簡単に考えてみたいと思います。
予想1) 地震発生直後から大規模な停電が発生する。
東京では、3.11の直接的な被害による停電はほとんどありませんでしたが、「その日」には、東京は大停電となるでしょう。3.11では、すぐに会社や家庭のテレビをつけ、情報を得た方が多かったと思います。震度、震源、被災地域はどこか…。テレビをつけられず、これらの重要な情報を得にくくなる危険性があります。中越地震の時、長岡でも大規模な停電が発生し、実家の家族は筆者からの電話で初めて新幹線脱線のニュースを知った、と言っていました。携帯電話も、「緊急地震速報」の受信を最後につながらなくなる、ということがないとは言えないと思います(通信の輻輳や基地局の被災が予想されるため。ただし通話回線よりは使えるでしょう)。一方、ブロードキャストである「ワンセグ」は比較的受信しやすいかもしれません。
予想2) ガス、水道が被災直後から使えなくなる。復旧は長期化する。
電気だけでなく、ガス、水道も止まることになるでしょう。中越地震の時、私の実家のある地域ではおおむね「水道は無事、電気は翌日~翌々日復旧、ガスは震災8~9日後に復旧」というイメージでした。特にガスは電気よりも復旧が大幅に遅れることになるでしょう。長岡では当時、煮炊きのためのカセットコンロが重宝しましたね。日ごろから用意しておく価値アリです。風呂に入れなくなりますから、手や体を拭くウェットティッシュも忘れずに。
予想3) 交通網が物理的に寸断され、帰宅困難が深刻になる。
3.11では首都圏の交通機関は一時マヒしたものの、早いところでは当日の深夜から順次運転が再開されました。一方中越地震では新幹線はじめ、鉄道や幹線道路が物理的に破壊され、復旧に大変な時間がかかりました。「その日」にも東京の交通網はおそらく物理的な被害を受けますので、完全復旧までには数日から数か月を要するでしょう。歩いて帰ろうにも、道路にはがれきが散乱、夜になれば停電で街灯も消えています。さらに、本震の震源が近ければ帰宅中に大きな余震が襲う可能性も高く、徒歩での帰宅は3.11とは比べものにならないくらい困難で、危険なものになるでしょう。最悪、この段階で多くの死者が出るような"二次被害"が発生する懸念もあります。もっと真剣に、「帰らない」被災対策を考える必要があると思います。
予想4) 固定していない家具が倒れる。ビルや家屋内部の被害が深刻になる。
これは中越地震で皆さん経験されたと思います。寝室や居間を中心に、まだ対策をしていない方はL字金具や突っ張り棒で家具の固定を!
予想5) 「○日後に、都心を震源にもう1回大きな揺れが来る」というデマが飛び交う。
「その日」から数日~数週間は、大規模な余震が発生することが予想されます。しかし、これは地震活動から統計学的に予測されることであって、発生日付や震源を予測することは、現代の科学では「絶対に」できません。中越地震の時にも地元では上のようなデマが流れたといいます。余震への警戒と、デマを信じることは全く別。冷静に!
予想6) 「その日」から1年後、東京湾で「フェニックス」が打ちあがる。
ここまできていきなりなんじゃそりゃですが…。
あなたも、わたしも、「その日」、今度はこの東京で突然"被災者"という肩書きを背負うことになります。人口密集地での地震被害は極めて深刻ですが、近隣の多くの被災者の助けあいが復興への大きな力になります。東日本大震災後のこんにち、追いうちをかけるような首都の被災は、この国にさらに深刻なダメージを与えることになるでしょう。けれどがれきから立ち上がる人々の姿こそ-長岡がそうであったように-ある意味で日本の歴史そのものです。そのときにはレインボーブリッジより長いフェニックスをみんなで打ち上げて、今度は都民の涙腺を決壊させてやりましょう(笑)。
冒頭で、地震の予測は不可能と述べましたが、「その日」が極めて近いうちにやってくる、ということだけは科学的事実です。しかし、備えることは、できます。そのためにも、日ごろから地域の防災活動にも関心をもちましょう!
(リンクは毎日.jpによる記事へのものです(2012/1/28現在))




















