あきらめずに上を向いていれば、きっと想いはかなう(ちょっとだけ。)
みなさま、世紀の天文ショー「金環食」はごらんになったでしょうか。
金曜の夜にこっそり休暇届を上司のデスクにおいて帰ってきた(←いいのか?)筆者は今朝、4時半に飛び起きて空の状態を確認。東京地方、北と西には青空が見えるものの、南と東はどんより気味。急いでネットのメッシュ予報を確認し、雲の少ない埼玉県北部をめざしてまよわず一路東北道を北へ(途中スカイツリーの近くを通ったら、スカイツリーと日食を狙ったカメラマンのみなさんが陣取っていました)。
都心から北へ約70km、埼玉県羽生市内にある公園の芝生広場で観察することに。都内の曇り空がうそのような青空でした。レジャーシートとおつまみ(ビールは自粛)も用意して芝生の上に腰をすえれば、気分はほとんど長岡花火(苦笑)!そしていよいよ金環食の瞬間へ…。ああ、どんしょいの。(筆者の浮かれっぷりが伝われば幸いです)
…感動でした。
好天だったため、金環食継続中周囲の風景が不思議な明るさに包まれる感覚や、すっと肌寒くなる感じも体験することができました。写真も撮ったのですが、フィルムカメラなので出来上がりは後日…。
ちなみに、長岡市内はじめ新潟県内は天気がよく、(ほぼ金環に近い)部分日食の全経過を楽しむことができたそう。
一方、南から前線の雲が北上していて、一時は小雨がぱらついていた都内ですが、薄雲の向こうに時折金環食を見ることができたようですね。空を見上げる本当にたくさんの人々の思いが通じた瞬間でした。
筆者は以前、子ども向け天体観察会のボランティアをやっていたことがあるのですが、実は、天体観察のポイントはずばり、「あきらめないこと」。流星群の観察などでも、宵のうちに雨が降って「これはだめかな…」などと思っても、空模様というのは意外に刻々変化するもので、根気よく待っているとほんのわずかな時間でもさあっと雲が切れて、満天の星空と流れ星を(ひとときですが)見ることができる、というようなことがよくあります。(とはいっても空が相手ですから、当然筆者も空振りはしょっちゅう。でもそれはそれで思い出になるものです。くやしくても、空を見上げた思い出自体が嫌なものになることはありません。道楽とはありがたいものです(笑))
それにしても、日本中の人々が、朝の一番忙しい時間に足を止めて、みんなで「晴れろ、晴れろ」と祈って空を見上げ、そして、雲間に見えた太陽のリングに歓声を上げている今日のニュースの映像は、ちょっと素敵な感じでした。
「あきらめないで上を向いていれば、きっといいことがある!」
そんな思いに、少しだけ軽い足どりで職場や学校に向かわれた方も、もしかしたら多かったのではないか…などと思ってしまう、今日の東京であります。




